※この記事は2026年7月時点の情報に基づく一般的な解説です。年金事務所の受付時間や取り扱いは変更されることがあります。実際の手続きの前に、日本年金機構の公式情報または各年金事務所へご確認ください。
ご家族が亡くなったあと、年金の手続きが必要になります。遺族年金の請求、亡くなった方が受け取るはずだった未支給年金の請求——いずれも年金事務所での手続きが関わってきます。
ただ、いざ行こうとすると「川崎のどこに行けばいいのか」「何を持っていけばいいのか」「予約は必要なのか」と、分からないことが出てきます。区役所でできる手続きもあるため、行き先を間違えて二度手間になることもあります。
この記事では、川崎市で年金の手続きをするときに、どの窓口へ行き、何を準備すればよいかを、川崎の社会保険労務士・行政書士が整理します。遺族年金の受給要件や年金額といった制度の中身は別の記事で解説していますので、ここでは「実際に手続きをする場所と準備」に絞ってご案内します。
目次
- 川崎市の年金事務所は2か所|担当区とアクセス
- 区役所と年金事務所、どちらに相談する?
- 年金相談は予約してから行くと安心
- 持ち物と事前に確認しておきたいこと
- 街角の年金相談センター溝ノ口も利用できる
- 社会保険労務士・行政書士のうりずんに相談できること
川崎市の年金事務所は2か所|担当区とアクセス
川崎市内には、年金事務所が2か所あります。お住まいの区によって、担当する事務所の目安が分かれます。
| 窓口 | 担当区の目安 | 所在地・アクセス |
|---|---|---|
| 川崎年金事務所 | 川崎区・幸区 | 〒210-8510 川崎区宮前町12-17/044-233-0181。JR川崎駅・京急川崎駅から徒歩約15分、またはバス利用 |
| 高津年金事務所 | 中原区・高津区・宮前区・多摩区・麻生区 | 〒213-8567 高津区久本1-3-2/044-888-0111。武蔵溝ノ口駅・溝の口駅から徒歩約3分 |
上記は年金事務所の担当区です。ただし、個人の年金相談は、原則として全国どこの年金事務所でも受け付けています。遺族年金や未支給年金の手続きで訪問する場合は、予約時に相談先と必要書類を確認しておくと安心です。担当区が特に重要になるのは、会社の健康保険・厚生年金保険の手続きなど、事業所に関する届出です。
なお、年金事務所の受付時間は、平日の午前8時30分から午後5時15分までが基本です。週の初めの開庁日は午後7時まで、第2土曜日は午前9時30分から午後4時まで相談を受け付けています(いずれも2026年7月時点)。
区役所と年金事務所、どちらに相談する?
年金の手続きは、区役所と年金事務所のどちらでもできるわけではありません。手続きの内容によって、行き先が分かれます。
区役所(保険年金課)が窓口になるもの
- 国民年金(第1号被保険者)の加入・喪失の手続き
- 保険料の免除・納付猶予・学生納付特例の申請
- 国民健康保険、後期高齢者医療、介護保険の手続き
- 戸籍・住民票などの証明書の取得
年金事務所などが窓口になるもの
- 遺族基礎年金・遺族厚生年金の相談や請求
- 未支給年金の請求
- 年金記録の確認
- 年金証書などの再発行
- 年金の受取口座の変更
ただし、亡くなった方や請求する方がどの制度に加入していたか、どの年金を請求するかによって、窓口が変わることがあります。「すべて区役所」「すべて年金事務所」と決めつけず、事前に確認してから出向くのが確実です。
相続手続き全体で区役所に行く用事もありますので、川崎市で相続手続きをする場合の窓口をまとめた記事もあわせてご覧ください。
年金相談は予約してから行くと安心
年金事務所での相談は、予約制を利用できます。予約をしてから行くと、相談がスムーズに進みます。
予約は、専用の電話またはインターネットから申し込めます。
- 予約受付専用電話:0570-05-4890(平日8時30分〜17時15分)
- インターネットからの予約も可能です(日本年金機構の公式サイトから)
予約相談の時間帯は、平日が午前9時から午後4時まで、土曜開所日は午前10時から午後3時までです。
遺族年金の請求は、書類の確認や記入に時間がかかることがあります。予約をしておけば、担当の方に落ち着いて相談できますので、はじめて手続きをされる方にはとくにおすすめです。
持ち物と事前に確認しておきたいこと
年金事務所へ行くときは、次のようなものを準備しておくと手続きが進めやすくなります。
- 基礎年金番号がわかる書類(年金手帳、基礎年金番号通知書など)
- 亡くなった方の年金証書
- 請求する方の本人確認書類
- 戸籍謄本、住民票など、家族関係がわかる書類
- 振込先口座がわかるもの(通帳など)
- 亡くなった日や家族関係がわかる資料
- 日本年金機構から届いている書類があれば、それも
ただし、必要書類は、請求する年金の種類やご家族の状況によって異なります。訪問前に、年金事務所または予約受付で確認しておくと、書類の不足で出直すことを防げます。
遺族年金の請求手続きの流れや、必要書類のくわしい内容については、別の記事で解説していますので、あわせてご覧ください。この記事では、川崎での「どこへ行くか」に絞ってご案内しています。
街角の年金相談センター溝ノ口も利用できる
川崎市内には、年金事務所のほかに「街角の年金相談センター溝ノ口」があります。日本年金機構が全国社会保険労務士会連合会に委託して運営している相談窓口です。
- 所在地:川崎市高津区溝口1-3-1 ノクティプラザ1-10階
- 予約専用電話:044-850-2133(電話による年金相談は受け付けていません)
この窓口では、次のような手続きに対応しています。
- 年金の請求
- 年金の受取口座などの変更
- 年金証書などの再発行
- 年金の受け取りに関する相談
一方で、国民年金の加入や保険料の納付に関する手続き、会社の健康保険・厚生年金保険の手続きは、年金事務所での対応になります。
駅前の商業施設内にあり、年金事務所より立ち寄りやすい場合もありますので、選択肢のひとつとして知っておくとよいでしょう。
社会保険労務士・行政書士のうりずんに相談できること
うりずん相続手続き相談室では、社会保険労務士として、遺族年金・未支給年金の請求に関するご相談、必要書類の確認、請求書類の作成・提出の支援に対応しています。年金は請求しなければ受け取れない仕組みですので、受給の要件を確認し、請求できる可能性と必要な手続きを一緒に整理します。
また、行政書士として、戸籍の収集による相続人調査、財産調査、遺産分割協議書の作成、銀行口座の解約手続きのサポートなども行っています。亡くなった後の年金の手続きと、相続の手続きを分けずに、全体を見ながら進められる点が、うりずんの特徴です。「年金は年金事務所、相続は別の専門家」と窓口が分かれると、同じ戸籍を何度も集め直すようなことも起こりがちです。
相続のお手続きでお困りの方へ
相続登記や相続税申告、紛争対応が必要な場合には、提携する司法書士・税理士・弁護士と連携し、必要な専門家へ適切におつなぎします。
川崎・横浜エリアを中心に、初回のご相談は60分無料・土日祝もご予約可能・秘密厳守・お問い合わせには翌営業日までにご返信しています。お電話・LINE・お問い合わせフォームから、お気軽にご連絡ください。
事務所は川崎区中島にあり、川崎市内からのご相談に対応しています。横浜市で相続手続きをする場合の窓口も別の記事でまとめていますので、横浜にお住まいの方はそちらもご覧ください。また、これから終活の準備を始めたい方には、川崎・横浜で終活を始めるなら何から手をつければよいかを整理した記事もあります。どうぞお気軽にお声がけください。
まとめ
- 川崎市内の年金事務所は、川崎年金事務所(川崎区・幸区)と高津年金事務所(中原区・高津区・宮前区・多摩区・麻生区)の2か所です。
- 担当区の目安はありますが、個人の年金相談は原則として全国どこの年金事務所でも受け付けています。訪問前に相談先を確認しておくと安心です。
- 国民年金の加入・免除や国民健康保険などは区役所、遺族年金・未支給年金の請求や年金記録の確認は年金事務所が窓口です。制度や請求する年金によって変わることもあるため、事前確認が確実です。
- 年金事務所は予約相談を利用できます。予約専用電話やインターネットから申し込めます。
- 持ち物は、基礎年金番号がわかるもの、亡くなった方の年金証書、戸籍や住民票、振込先口座がわかるものなどです。必要書類は請求内容によって異なるため、事前に確認しましょう。
- 川崎市内には「街角の年金相談センター溝ノ口」もあり、年金の請求や受け取りに関する相談ができます。
- うりずんは社会保険労務士として年金の請求を、行政書士として相続の書類手続きを、まとめてご相談いただけます。